百戰奇略謀戰第二
- 要旨: 敵の謀略を見抜いて先んじて対処し、敵の策を行き詰まらせて屈服させることを説く。
原則
- 敵が謀を起こした初期段階でこちらから機先を制すれば、敵の計略を破綻させて屈服させられるとする。
史実に見る実践
- 春秋時代、晋の平公が斉を討とうとし、使者の范昭を派遣して斉の内情を探らせた。
- 斉の景公の酒宴で范昭が礼を外れた振る舞い(酔って天子の音楽を所望)をしたが、晏子と太師がそれぞれ礼を盾に拒み、その企みを挫いた。
- 范昭は帰国し「斉はまだ討てない、晏子と太師がすぐに私の意図を見抜いた」と報告したといい、孔子はこれを「宴席を出ずして千里の外の戦いに勝った」と評したという。