封神演義第九十一回 蟠龍嶺にて鄔文化を焼く (蟠龍嶺燒鄔文化)

高明・高覺の討ち死に

子牙が将台で祈祷を行うと、周軍の陣は風雲・黒霧・雷電に包まれた。成湯側の高明・高覚が周営に斬り込むが、李靖・楊任・哪吒・雷震子・楊戩・韋護らに包囲され、子牙の打神鞭で頭を打たれて絶命する。

楊任の戦死

袁洪・常昊・呉龍が後続して斬り込み、乱戦となる。韋護は降魔杵で呉龍を、哪吒は九龍神火罩で常昊を狙うが、いずれも青気となって逃れる。袁洪は白猿の化身で変化に長け、隙をついて楊任を一撃で打ち殺す。

楊戩、照妖鑑を借りる

子牙は楊任の死を嘆く。楊戩は敵が精霊の化身であることを見抜き、終南山の雲中子のもとへ照妖鑑を借りに行く。雲中子は敵の正体が「梅山七怪」であると告げ、鑑を託す。

常昊・呉龍の正体を討つ

翌日の合戦で、楊戩は常昊を照妖鑑で見破り、大蛇であることを知る。楊戩は蜈蚣に化けて大蛇を斬り、雷法で灰にする。続いて呉龍(正体は蜈蚣)を追い、金鶏に化けてこれを啄み殺す。

鄔文化の登場

殷破敗・雷開らは配下が精怪であったことに動揺し撤退を進言するが、袁洪は聞き入れない。糧秣不足のため魯仁傑が朝歌へ催促に赴く。折しも朝歌に巨漢・鄔文化が現れ、応募して袁洪の軍に加わる。

龍鬚虎との一戦

鄔文化が周営に挑戦、龍鬚虎が応じて石つぶてで鄔文化を打ちのめし退けるが、致命傷には至らない。

夜襲と龍鬚虎の死

鄔文化は袁洪の援護のもと夜襲をかけ、周営に甚大な被害を与える。多くの周将が命を落とし、龍鬚虎も鄔文化に討たれる。楊戩は自らを巨人に変化させて鄔文化を怯えさせ、糧草を守り抜く。楊戩は袁洪とも交戦するが決着つかず退く。

蟠龍嶺への誘導

鄔文化の武勲は朝歌に伝えられ紂王は喜ぶ。子牙と楊戩は謀を練り、蟠龍嶺に火計を仕掛けることにする。武吉・南宮适に命じて嶺に火薬・柴薪を伏せさせる。子牙はみずから武王とともに鄔文化を挑発しておびき出し、蟠龍嶺まで誘い込む。鄔文化は勝ちを確信して山中へ追い入る。