封神演義第九十二回 楊戩・哪吒、七怪を収める (楊戩哪吒收七怪)

鄔文化、火計に散る

武吉・南宮适は鄔文化を蟠龍嶺に誘い込んだのち退路を石木で塞ぎ、四方から火矢・火砲・柴薪で攻め立てる。鄔文化は巨躯を焼き尽くされ、蟠龍嶺で果てる。

朱子真(豚の精)の来襲

袁洪は鄔文化の死を嘆くが、そこへ道士姿の朱子真(実は梅山の豚の精)が加勢を申し出る。殷破敗・雷開はまた梅山一党だろうと察して警戒する。朱子真は周営に挑み、南伯侯配下の余忠を一口で食い殺す。楊戩が照妖鑑で豚の正体を見抜き応戦するが、朱子真に呑み込まれてしまう。しかし楊戩はその体内から責め立て、朱子真を降伏させて正体を現させ、南宮适が首を斬る。楊戩は血光とともに脱出する。

楊顕(羊の精)・戴礼(犬の精)の来襲

続いて楊顕(羊の精)、戴礼(犬の精)が相次いで袁洪の陣に加わる。合戦で楊戩は羊の正体を見破った楊顕を虎に化けて斬り殺す。戴礼は口から紅い珠を吐いて哪吒を退けるが、楊戩が哮天犬を放って戴礼を捕らえ、斬り殺す。

金大昇(牛の精)と鄭倫の死

牛の精・金大昇が加わり、牛黄を吐いて鄭倫を打ち殺す。子牙は鄭倫の死を深く悼む。楊戩が仇討ちに向かうが、金大昇の牛黄に苦戦するところへ女媧娘娘が現れ、「伏妖索」で金大昇を捕らえて牛の正体を暴く。南宮适がその首を斬り、梅山七怪のうち六怪が滅ぼされる。

袁洪、梅山へ敗走

子牙は夜襲を命じ、周軍は成湯の陣営に斬り込む。楊戩・哪吒が袁洪と激戦となり、互いに変化の術を尽くすが決着つかず、袁洪は形勢不利とみて梅山へ逃げ帰る。

山河社稷図

楊戩は袁洪を追って梅山に至るが、小猿の群れに阻まれ、また女媧娘娘の助けを得て「山河社稷図」という宝を授かる。楊戩はこれを用いて袁洪を誘い込み、山ごと閉じ込める罠を仕掛ける。袁洪はまんまと山中に踏み込み、逃げ場を失う。