封神演義子牙、兵もて臨潼関を取る(第八十四回 子牙兵取臨潼關)

万仙陣総攻撃

  • 老子・元始・通天教主が交戦を開始し、元始の号令で三教の門人が一斉に万仙陣へなだれ込む。文殊・普賢・慈航の三大士は獅子・白象・金毛犼に乗り化身を現して奮戦し、霊宝大法師・太乙真人・懼留孫・黄龍真人・雲中子・燃燈道人・陸圧道人らも次々加勢する。子牙・哪吒ら周軍門人も陣に突入し、乱戦となる。
  • 燃燈道人の定海珠が金霊聖母を打ち倒す。広成子・赤精子・道行天尊・玉鼎真人が誅・戮・陷・絶の四剣を放ち、截教の門人たちを次々と斬り倒す。楊任の五火扇や子牙の打神鞭も威力を発揮し、万仙陣は大混乱に陥る。

定光仙の離反

  • 通天教主が長耳定光仙に六魂旛を求めるが、定光仙は闡教・西方の正しさを悟りひそかに旛を持って蘆篷へ逃げ込んでいた。
  • 教主は劣勢の中、老子の拐と元始の如意で打たれ、二十八宿もほぼ討ち尽くされる。丘引は陸圧の宝貝に討たれた。
  • 接引道人は乾坤袋で有縁の仙を収め、準提は孔雀明王とともに多面多臂の姿で応戦し、教主の剣を七宝妙樹で打ち砕く。教主は奎牛で陣を脱し、万仙陣はついに破られた。

定光仙の帰順

  • 蘆篷に戻った老子・元始が定光仙を問い質すと、定光仙は「六魂旛の悪用に忍びず身を隠した」と実情を告白する。試しに武王・姜尚の名を除いて旛を展げると、四教主の頭上にはそれぞれ瑞光が現れ、正邪の別が明らかとなった。定光仙は接引・準提に帰依する。

鴻鈞道人の仲裁

  • 通天教主は残兵とともに撤退し、再起を図ろうとするが、師の鴻鈞道人が現れる。教主は自らの非を隠して二兄を非難するが、鴻鈞は「封神榜は三教共同で定めたもの。お前が門人を制御できず事を起こした責はお前にある」と一喝し、三教主に丹薬を飲ませて和解させ、各々の教えを守るよう命じて去る。

申公豹の末路

  • 逃走した申公豹は、かねての誓約により黄巾力士に捕らえられ、麒麟崖で元始天尊の裁きを受け、北海の海眼に塞がれる処罰を受けた。

臨潼関攻略の緒戦

  • 子牙は武王のもとへ帰還後、臨潼関へ進軍。守将・欧陽淳は副将の卞金龍・桂天禄・公孫鐸と迎撃を協議する。
  • 黄飛虎が先鋒の卞金龍を討ち取る。卞金龍の子・卞吉は父の仇討ちを誓い出陣し、人骨で作った「幽魂白骨旛」という妖旛を関外に掲げる。
  • 卞吉は南宮适を旛の下へ誘い込んで気絶させ捕縛。翌日は黄飛虎・黄明も同様の術で捕らえられる。歐陽淳は黄飛虎の処断を保留し朝廷への献上を優先する。

妖旛への対応

  • 子牙自ら陣頭に出て旛を検分し、哪吒が「符印による左道の術」と見抜く。歐陽淳は旛を避けて出陣し交戦。雷震子は旛を打ち壊そうとして妖気に触れ昏倒し捕らえられ、韋護の降魔杵も旛に呑まれて効かなかった。
  • 哪吒が卞吉を圏で打ち、李靖が桂天禄を討つなど乱戦の末、辛甲・辛免・毛公遂・周公旦・召公奭ら周将が欧陽淳を包囲する。