封神演義三大師、獅・象・犼を収める(第八十三回 三大師收獅象犼)
烏雲仙、金鰲となる
- 準提道人の童子が六根清浄の竹竿で烏雲仙を釣り上げ、烏雲仙は金鬚の鰲魚の姿に戻り、西方八徳池へ連れ去られる。
- 準提が万仙陣前に戻ると通天教主は激怒するが、太極陣からは虯首仙が進み出て挑む。
太極陣・破法(二)虯首仙
- 文殊広法天尊が元始天尊から盤古旛を授かって出陣。虯首仙と交戦後、陣中に引き込まれるが、盤古旛で陣を鎮め、三首八臂の化身を現して虯首仙を捕らえる。南極仙翁が本性を暴くと、虯首仙は青毛の獅子であった。以後、文殊の乗騎となり首に名札を掛けられる。
両儀陣・破法 靈牙仙
- 老子・元始が通天教主を「弟子にこのようなものまでいる」と嘲弄すると、両儀陣から靈牙仙が進み出る。普賢真人が太極符印を得て応戦し、三首六臂の化身で靈牙仙を捕らえる。南極仙翁の一撃で本性は白象と判明し、普賢の乗騎となる。
四象陣・破法 金光仙
- 四象陣からは金光仙が進み出て慈航道人と対決。慈航は三首六臂の化身を現し金光仙を捕らえる。本性は金毛の犼であり、慈航の乗騎となる。
- 獅・象・犼を得たこの三大士(文殊・普賢・慈航)は、後に釈門で文殊菩薩・普賢菩薩・観音菩薩となる因縁を得た。
龜靈聖母の顛末
- 龜靈聖母が広成子への報復に出るが懼留孫が阻む。日月珠で懼留孫を追い詰めるが、西方教主(接引道人)が現れ青蓮で珠を防ぎ、念珠でこれを打ち倒す。正体は大亀であった。懼留孫が斬ろうとするも接引道人が止める。
- 白蓮童子が龜靈聖母を収めようとして誤って蚊の群れを解き放ってしまい、蚊は龜靈聖母を空殻にした後、西方浄土に飛び去って十二品蓮台のうち三品を食い荒らす失態となった。
西方教主・準提の登場
- 接引道人(西方教主)は懼留孫と共に蘆篷へ向かう途中、万仙陣前で通天教主と対峙。舎利子の光で寄せ付けず、教主の攻撃をことごとく防ぐ。老子・元始の勧めで両陣とも兵を収める。
決戦前夜の評定
- 蘆篷にて元始・老子・接引・準提の四教主が協議。元始は「明日この陣を破り、截教をほぼ絶やすことになろう」と述べ、接引道人は「有縁の者だけを済度するのみ」と応じる。
- 老子の命で子牙が誅・戮・陷・絶の四剣を差し出し、広成子・赤精子・玉鼎真人・道行天尊の四人が明日それらを用いて截教門人を斬ることを命じられる。子牙は門人一同に「明日万仙陣に入り、雌雌を決して劫数を完結させよ」と伝える。
洪錦・龍吉公主の参陣
- 潼関に留め置かれていた洪錦と龍吉公主(もと截教・瑶池の仙女)は待ちきれず、武王に暇を告げて出陣する。
決戦当日、九曜二十八宿の登場
- 元始が門人に鉦・磬を鳴らさせ、三教の聖人が万仙陣を破りにかかる。通天教主は長耳定光仙に六魂旛を用意させる。ただし定光仙は闡教・西方の道の正しさを見て内心すでに動揺していた。
- 洪錦・龍吉公主が抑えを聞かず陣中に突入し、龍吉公主は金霊聖母の四象塔に討たれ、洪錦もこれを追って龍虎如意に討たれ、夫婦ともに討死する。元始は「これは瑶池金母の娘、天数のなせるところ」と嘆じる。
- 続いて万仙陣から九曜二十八宿にあたる道人たちが次々と姿を現す。角木蛟・斗木豸・奎木狼・井木犴、尾火虎・室火豬・翼火蛇・觜火猴、牛金牛・鬼金羊・婁金狗・亢金龍、箕水豹・参水猿・軫水蚓・壁水㺄、女土蝠・胃土雉・柳土獐・氐土貉、星日馬・昴日鶏・虚日鼠・房日兔、畢月烏・危月燕・心月狐・張月鹿の二十八人が方位ごとに整然と並び立つ。