封神演義三教大いに万仙陣に会す(第八十二回 三教大會萬仙陣)

余家一門の最期

  • 余化龍父子は毒痘が効いたと油断し、飲酒に興じていたが、八日目に周営を偵察すると、周軍はすっかり勢いを取り戻していた。
  • 余達に責められた余德は師伝の術が効かなかった理由を訝しみながらも、「相手が弱っているうちに」と父兄を促し出撃する。
  • 周軍門人たちが一斉に反撃し、雷震子が余光を、韋護の降魔杵が余達を、楊任の扇が余先・余兆を討ち取る。余德も子牙の打神鞭に打たれたところを李靖の戟で刺殺される。
  • 五子を失った余化龍は「臣、忠を尽くせず君恩に報いる」と自刎して果てた。子牙は一門の忠烈を憐れみ厚く葬らせ、潼関を平定した。

万仙陣への進発

  • 黄龍真人・玉鼎真人が子牙に「この先はいよいよ万仙陣、劫数を終わらせる大事」と告げ、蘆篷(仮設の祭壇)を築かせる。周の諸将は関に留め置き、門人だけが先へ進むこととした。
  • 蘆篷に三山五岳の道士たち(広成子・赤精子・文殊広法天尊・普賢真人・慈航道人・清虚道徳真君・太乙真人・霊宝大法師・道行天尊・懼留孫・雲中子・燃燈道人)が続々と集う。

万仙陣の威容と金霊聖母

  • 金霊聖母が万仙陣を開いて見せると、截教門下の夥しい雑多な仙人たちの陣容が現れ、闡教側は「截教にはこれほどの人数がいたのか」と驚く。
  • 見物に出た闡教側に対し、截教の道人・馬遂が挑発して斬りかかり、黄龍真人の頭に金箍を掛けて苦しめる。南極仙翁の来着で馬遂は退く。

元始天尊・老子の来臨

  • 元始天尊が到着し、黄龍真人の金箍を外し、門人たちに「今日で劫数を完結させ、洞府に帰って修行に専念せよ」と告げる。続いて老子も牛に乗って現れ、両尊は瑞光の中で瞑座する。

通天教主との対峙

  • 金霊聖母は師伯たちの来臨を知り、通天教主に急を告げる。教主は八卦台に登り、長耳定光仙に書状を持たせ蘆篷へ遣わす。老子は「明日陣を破る」と返答する。
  • 翌日、老子・元始が万仙陣を検分。教主は奎牛に乗って現れ、老子から「截教は玉石混淆で門人を無闇に集めすぎだ」と非難されるが、教主は「誅仙陣の恨みを晴らす」と反発し、太極両儀四象の陣を布く。

太極陣・破法(一)烏雲仙

  • 赤精子が太極陣に挑むが截教の烏雲仙の混元鎚に敗れる。次いで広成子も打たれて敗走するところ、準提道人が現れ烏雲仙を退ける。準提は青蓮・白蓮・金蓮で剣を受け止め、烏雲仙を西方に導こうとするが、烏雲仙は聞き入れず斬りかかる。準提が払子で剣を折ると、烏雲仙は混元鎚で追い、準提は誘い込んで童子を呼ぶ。