封神演義第六十四回 羅宣、火もて西岐城を焚く (羅宣火焚西岐城)

広成子と殷郊の決裂

広成子は殷郊を厳しく叱責するが、殷郊は申公豹の言葉と弟・殷洪の死を理由に譲らず、誓いを盾に師に反発する。ついに戟を交え、殷郊が番天印を放つと、広成子は縮地の法で辛くも逃げ帰る。

燃燈道人、馬善(琉璃灯)を回収する

燃燈道人が相府を訪れ、子牙とともに策を練る。子牙が単騎で馬善を誘い出し、燃燈が待ち伏せて宝珠を投げかけ、馬善の正体である灯火を靈鷲山へ連れ帰る。

殷郊との激突と溫良の死

殷郊が総攻撃を仕掛け、子牙と激突する。哪吒は温良の白玉環を打ち砕き、続いて温良を討ち取る。子牙は杏黄旗で番天印を防ぎ、打神鞭で殷郊を打ち落とすが、殷郊は土遁で逃走する。

羅宣・劉環の来援

火龍島の焔中仙・羅宣が申公豹の依頼で殷郊を助けに来る。続いて九龍島の劉環も加わる。両者は子牙と対陣し、羅宣は三首六臂となって法宝を振るい、黄天化を打ち落とすが、子牙の打神鞭でひるみ、劉環ともども敗退する。

羅宣、西岐城を火攻めにする

夜半、羅宣と劉環は万里起雲煙などの火の法宝を用いて西岐城内に火を放ち、城中は大火に包まれる。武王は自らの不徳を天に詫び、民の苦しみを嘆く。

龍吉公主の登場と消火

鳳凰山青鸞斗闕の龍吉公主(瑤池金母の娘)が助勢に現れ、霧露乾坤網で火鴉を鎮め、四海瓶や二龍剣で羅宣の法宝を封じて劉環を斬り、羅宣を退ける。さらに雨を降らせて城内の火を消し止め、民は歓喜する。龍吉公主は子牙のもとに身を寄せ、東征への協力を申し出る。

羅宣、李靖と対峙

敗走した羅宣の前に、天より下った李靖が現れ、功を挙げようと戦いを挑む。両者の勝敗は次回に持ち越される。