封神演義第六十五回 殷郊、岐山にて犁鋤を受ける (殷郊岐山受犁鋤)
李靖、羅宣を討つ
李靖は黄金の宝塔を放ち、羅宣を頭上から打ち砕いて封神台へ送る。李靖はその後西岐に至り、子牙・燃燈と合流する。
番天印を封じるための旗集め
燃燈は番天印を防ぐには離地焔光旗・青蓮宝色旗・杏黄戊己旗・素色雲界旗の四方の旗が必要と説く。広成子は玄都洞の老子のもとへ赴き、離地焔光旗を無条件で授かる。続いて西方極楽へ赴き、接引道人には一度断られるが、準提道人の取り成しで青蓮宝色旗を借り受ける。素色雲界旗(聚仙旗)は瑤池金母の持ち物と判明し、龍吉公主の助言により南極仙翁が瑤池へ赴いて借り受ける。
諸仙、四方に布陣
文殊広法天尊が青蓮宝色旗を東(震)に、赤精子が離地焔光旗を南(離)に、燃燈が杏黄旗を中央に、武王自らが聚仙旗を西方に配し、四方から殷郊を包囲する態勢を整える。子牙は武王を伴い岐山へ向かい、諸将にも各方面の攻撃を割り振る。
夜襲と殷郊軍の壊滅
張山・李錦が撤退を進言するが殷郊は聞き入れない。夜、黄飛虎父子・鄧九公・南宮适らが一斉に夜襲をかけ、李錦は討たれ、張山も鄧九公に斬られる。殷郊は哪吒・楊戩らに追い詰められ、落魂鐘や番天印も効果を発揮できぬまま敗走する。
四方の旗による包囲
逃走する殷郊の前に次々と文殊広法天尊・赤精子・燃燈道人が立ちはだかり、それぞれの旗宝で番天印を封じる。最後は子牙自身が聚仙旗で番天印を無力化し、打神鞭で追い打つ。
岐山に挟まれる殷郊
北へ逃げた殷郊は進退窮まり、天に「成湯の命運が尽きていなければ道を開け」と祈って番天印で山を打つと、道が開く。しかし追いついた燃燈道人が両側の山を合わせ、地上に逃げ出ようとした殷郊の身体を山中に挟み込み、頭だけを外に残す。殷郊の命運は次回に持ち越される。