封神演義第六十二回 張山・李錦、西岐を伐つ (張山李錦伐西岐)

朝歌への急報と妲己の演技

蘇護降周の知らせが朝歌に届き、方景春は激しく罵りつつ紂王に奏上する。妲己は父の罪を涙ながらに訴え、自らの処刑を願い出て紂王の同情を引き、逆に寵愛を増す。紂王は諸将に討伐を諮り、上大夫李定の推挙で三山関の総兵張山が新たな元帥に任じられる。

張山、西岐へ進軍

張山は勅を受け、副将の錢保・李錦、佐貳の馬德・桑元を率いて出陣し、西岐北門に布陣する。

旗色の議論と拝将の準備

西岐では子牙が拝将の準備を進める中、黄飛虎が紅一色の旗に疑問を呈する。子牙は五方色の旗印を用いる理由を説き、黄飛虎は感服する。折しも諸侯から孟津会盟の表が届く。

鄧九公、錢保・張山と戦う

鄧九公は錢保を一騎討ちで討ち取る。怒った張山自ら出陣するが、鄧九公と互角に渡り合い、娘の鄧嬋玉の投石で顔を負傷して敗走する。

羽翼仙の来援と敗北

蓬萊島の羽翼仙が張山を治療し加勢を申し出る。翌日西岐勢と対峙するが、姜子牙に言いがかりをつけていたことを諭され、いったんは矛を収めるも、哪吒が激高して攻撃を仕掛ける。羽翼仙は哪吒・黄天化・土行孫・楊戩に囲まれて負傷し、土遁で逃げ帰る。

子牙、北海の水で城を守る

不吉な卦が出たため、子牙は北海の水を移して西岐を守る。玉虚宮の元始天尊はひそかに三光神水を注ぎ、四偈諦神に守護を命じる。

羽翼仙、大鵬鵰となって水を煽り立てるが徒労に終わる

夜、羽翼仙は本性の大鵬鵰と化して西岐を覆う水を吹き飛ばそうとするが、神水は減らず、一晩力を尽くしても効果がない。恥じて営に戻れず、山中で座す一人の道人を見つけ、これを食おうとして逆に組み伏せられる。道人に導かれて紫雲崖の斎会に赴き、点心を百八個も食べて満腹する。

大鵬鵰、正体を見抜かれる

西岐へ戻る途中、再びかの道人の前を通ると、指一本で叩き落とされ、腹痛を訴えてもがき苦しむ。次回、その正体が明らかになる。