封神演義第四十回 四天王、丙霊公に遇う (四天王遇丙靈公)

費仲・尤渾の処刑と魯雄の抑留

  • 子牙は氷解した岐山で捕虜三人を訊問。魯雄は忠義を貫き服従を拒む。子牙は武王を岐山に招き「山を祭る」と称して費仲・尤渾を斬首し、魂を封神台へ送る。魯雄は後営に監禁される。

佳夢関・魔家四将の出陣

  • 敗報を受けた聞太師は、佳夢関の魔家四将(魔礼青・魔礼紅・魔礼海・魔礼寿)に西岐討伐を命じる。
  • 黄飛虎は四将の秘宝について子牙に説明する。魔礼青の「青雲剣」(地水火風の魔風・魔火を操る)、魔礼紅の「混元傘」(開けば天地が暗転する)、魔礼海の琵琶(風火を呼ぶ)、魔礼寿の「花狐貂」(人を喰らう妖獣)である。

大敗と包囲

  • 両軍対陣し、乱戦の末、四将が秘宝を一斉に発動。哪吒・金吒の宝具(乾坤圏・遁龍樁)や子牙の打神鞭までも混元傘に吸い取られてしまい、青雲剣の魔風と混元傘の妖火で西岐軍は総崩れとなる。文王の子六人を含む多数の将兵が戦死し、子牙も命からがら退却する。
  • 魔家四将は西岐城を数日攻めるが落とせず、長期包囲に切り替える。焦れた四将が秘宝を空に祭って西岐一帯を海に沈めようとするが、元始天尊が瑠璃瓶の水で西岐を守り、被害を免れる。

兵糧危機と道童の援助

  • 包囲が長引き城内の食糧が尽きかけたところへ、金庭山玉屋洞の道行天尊の弟子・韓毒龍と薛悪虎が現れ、不思議な一斗の米を三済倉に納めると倉が満ちる奇跡が起こり、危機を脱する。

楊戩の入門と花狐貂退治

  • 玉泉山金霞洞の玉鼎真人の弟子・楊戩が西岐に加わる。免戦牌を外して出陣し、魔家四将と交戦。
  • 楚州からの解糧官・馬成竜が加勢するが、魔礼寿の花狐貂(人食いの妖獣)に半身を喰われて絶命。楊戩も同様に喰われたかに見えたが、九転煉功を経た体のため妖獣の腹中で生き延び、内側から花狐貂を裂いて脱出、西岐に生還する。
  • その夜、楊戩は再び敵陣に忍び込み、眠る四将の陣幕から「混元傘」を盗み出すことに成功する。

黄天化の入門

  • 青峰山紫陽洞の清虚道徳真君が弟子・黄天化(黄飛虎の長子)を下山させる。真君は双槌・玉麒麟・火龍鏢を授け、西岐で父と再会させる。
  • 子牙は道門修行者らしい質素な装いを保つよう黄天化を諭す。黄天化は玉麒麟に乗り、魔家四将への挑戦に出陣するところで場面が転じる。