後漢書卷五十五 卓魯魏劉列傳第十五 魏覇

寛恕の吏

  • 魏覇、字は喬卿。済陰句陽の人。礼義の家に生まれ早くに両親を失うが兄弟仲睦まじく郷里の模範とされた。建初中、孝廉に挙げられ8度昇進し、和帝の時、鉅鹿太守として簡朴寛恕の政治を行い、属吏の過失は改善を促し、改めない者のみ罷免した。
  • 順陵造営の督責で寒冬に吏を厳しく罰する慣行があったが、覇は撫恤に徹し労いの言葉をかけたため吏が奮起した。太常、光禄大夫を歴任し官で没した。