魏鄭公諫錄太宗、侍臣に自知の明を語る(太宗謂侍臣自知者明)
- 太宗は「人は自らの過ちを鑑みることが難しいものだ」として、文章や技芸に優れた者ほど自分の作を良しとし、他者の批評があって初めて拙さに気づくという例、また女官が子を育てる際に顔を洗い整えてから人前に出すように、髪を梳くには鏡が必要であるという例を挙げた。
- 同様に君主にも過ちを正す諫臣が必要であり、日々の政務は多く一人の判断では美を尽くせないが、魏徴だけは事あるごとに諫正し多くの過失を正してくれる、明鏡のように善悪を映し出してくれる存在だと述べ、房玄齢・高士廉らに杯を挙げて奨励した。