繹史古今人物表(世系圖・年表 前言)
(本文ではなく、巻頭に置かれた「世系図」(各王朝・諸侯の系図)と「年表」(年代表)それぞれの前書き。図表そのものは版本では図版・罫線として組まれており、本文としては書き起こされていない。以下は馬驌自身の説明文の要約。)
世系圖 前言
- 司馬遷の『史記』には表はあっても図がない。図は文章より一目で分かりやすいものだが、後世に伝わる古い図籍は失われてしまった。
- そこで馬驌は太古から秦の滅亡までの系譜を簡潔な図にまとめ、各篇の巻頭に配した。制度の詳細・地理・天文・名物などについても、それぞれ該当する篇の中に図を添えている。
- 掲げられる系図の一覧(図の名のみで、図自体は本文に書き起こされていない): 帝王傳授總圖・太皥世系・炎帝世系・黄帝世系・少皥世系・髙陽世系・髙辛世系・陶唐世系・有虞世系・夏世系・殷世系・周世系・魯世系・齊世系・晉世系・宋世系・衛世系・鄭世系・秦世系・楚世系・陳世系・蔡世系・曹世系・杞世系・呉世系・越世系・莒世系・邾世系・滕世系・薛世系・許世系・諸小國世系・燕世系・趙世系・魏世系・韓世系・田齊世系(全三十七図)。
年表 前言
- 緯書の言うところでは、太古は九皇に始まり獲麟の年まで十紀(九頭・五龍・攝提・合雒・連逋・叙命・循蜚・因提・禪通・疏仡)に分けられるとし、宋の羅泌(羅長源)は「丹壺の書」に基づくと称してこれを詳しく論じたが、皇甫謐・譙周ら諸家の説と食い違いが多く、詳しく究めるのは難しい。
- 馬驌は『繹史』の年表を編むにあたり、緯書ではなく『周礼』外史の職掌と孔子が『易』を繋いだ叙述にのみ依拠し、庖犧氏から書き起こすこととした。
- 三皇以来は世代のみを記す「紀世」とし、共和(西周後期、確かな紀年が始まる時期)以降は年ごとの「紀年」とする方針を採る。
- この前言に続くページは実際の年表(罫組の年代表)であり、文章としての本文は無い。