隋唐演義第四十七回 瓊花を看て楽しみ尽くし隋は終わり、死節に殉じて香は消え烈女の名は残る (看瓊花樂盡隋終  殉死節香銷烈見)

瓊花の凶兆

江都に留まる煬帝は、名花「瓊花」が見頃だと聞き、蕭后と夫人たちを伴って見物に出かける。しかし花を目にする間もなく突風で花がすべて散ってしまい、怒った煬帝は根こそぎ切り倒させてしまう。

二十四橋の宴

気を取り直した煬帝は九曲池・大石橋で宴を催し、同席した二十四人にちなみ橋を「二十四橋」と名付ける。狄夫人の作った蛍を使った灯り「螢鳳灯」が披露され、蛍を集めた庶民にも褒美を与え、幻想的な宴が続く。

宇文化及の謀反

高麗遠征の失敗や各地の反乱をよそに享楽にふける煬帝のもとで、宇文化及・智及兄弟や司馬徳戡らが謀反を企てる。占いに長けた宮女・杳娘が不吉な兆しを口にしたため煬帝の怒りを買って殺される。

王義夫妻による趙王救出

異変を察知した王義は、妻の姜亭亭とともに趙王(沙夫人の養子)と沙夫人・秦夫人・狄夫人・夏夫人・李夫人らを女官・宦官に変装させ、密かに宮城の外へ逃す。

煬帝の最期

宇文化及の軍が宮城になだれ込み、煬帝は蕭后とともに追い詰められる。朱貴兒は謀反人たちを痛烈に罵り斬り殺され、袁寶兒もまた自刃して殉じる。煬帝は白絹での縊死を望み、二十九歳でその生涯を終える。

評語

後人の弔詩は、煬帝が仙よりも風流を願いながら奢侈の限りを尽くし、十三年の栄華の果てに宮廷を血に染めて果てたことを哀れみ、乱臣が富貴を貪ったために起きた悲劇であると総括している。