隋唐演義第十七回 斉国遠は興のままに毬場を立て、柴郡馬は伴を連れて灯市に遊ぶ (齊國遠漫興立毬場 柴郡馬挾伴游燈市)
蹴鞠場での騒動
- 秦瓊一行は下処に戻り、皆で長安の街へ繰り出す。兵部尚書宇文述の末子・宇文恵及が父の弓場を蹴鞠(圓情)遊びの場に改造し、取り巻きと共に遊び惚けている様子が描かれる。
- 事情を知らない斉国遠が蹴鞠に手を出して球をどこかへ蹴り飛ばしてしまい、揉め事になりかけるが李如珪が銀で収める。柴紹(郡馬)は蹴鞠の名手ぶりを発揮し、宇文恵及の侍女二人と対戦して見事な技を披露し、喝采を浴びる。
元宵の灯火見物
- 一行は長安の街を巡り、麒麟灯・鳳凰灯など趣向を凝らした灯籠の数々を見物する。楊素邸前の鳳凰灯、皇城前の御灯楼なども描かれ、正月十五日の華やかな都の情景が語られる。
- 斉国遠は初めて都の賑わいを目にし、興奮を抑えられない様子。秦瓊は再三帰城を促すが、皆聞き入れず遊び続ける。