隋唐演義第十五回 秦叔宝は家に帰り母を待ち、斉国遠は道を遮って友を迎える (秦叔寶歸家待母  齊國遠截路迎朋)

単雄信との別れと帰郷

  • 単雄信は秦瓊の母が病に伏していると知り、急ぎ帰郷するよう促す。かつて売った黄驃馬を買い戻して大切に飼っていた単雄信は、その馬を秦瓊に返し送り出す。
  • 秦瓊は昼夜駆け通し、済州の生家に帰り着く。病床の母は息子の帰還を知って快方に向かい、家族の再会を果たす。単雄信の恩に感謝し、遥かに拝礼する。

来護児への出仕

  • 秦瓊は羅芸の推薦状を携え、山東大行台・斉州総管の来護児に謁見し、旗牌官に取り立てられる。まもなく、越公楊素の六十歳の祝賀の使者として、長安へ贈り物(一品の服・玉帯・黄金など)を届ける重要な任務を命じられる。

少華山の豪傑との出会い

  • 長安への道中、華州少華山で山賊に襲われるが、その頭目は旧友の王伯当と、初対面の斉国遠・李如珪であった。誤解が解け、四人は意気投合し、少華山の砦で酒を酌み交わす。
  • 王伯当・斉国遠・李如珪も長安見物に同行したいと申し出るが、秦瓊は二人の粗暴さが公務に差し障ることを懸念しつつも、結局同行を認める。一行は長安近郊の寺に一時滞在することにし、寺の様子を窺う場面で本回は終わる。