隋唐演義第十四回 勇者秦瓊は鐧を舞わせ三軍を服させ、賢母柳氏は金を受け報いを得る (勇秦瓊舞鐧服三軍  賢柳氏收金獲一報)

演武場での活躍と弓の失敗

  • 秦瓊は羅芸の鐧・槍を借りて舞い、諸将から喝采を浴びるが、正式な槍法の型は習っていないため羅芸には見劣りを見抜かれる。弓に自信のないまま「会射」と見栄を張ってしまい、標的の槍柄なら射られても、飛ぶ鷹を射よと言われて窮地に陥る。
  • 危機を見た表弟の羅成が、こっそり小弩で鷹の翼に矢を絡めて落とし、秦瓊の面目を救う。羅芸はこれを知らぬまま秦瓊の弓技を称え、簪花を施して帥府に迎え入れる。

幽州での日々と望郷

  • 秦瓊は羅成と共に槍術を学びながら半年余りを幽州で過ごすが、母を思う気持ちが募る。ある日酔って書斎の壁に望郷の詩を書きつけたのを羅芸に見られ、羅芸は自分の厚意が仇になったと落胆する。
  • 夫人のとりなしにより、羅芸は快く秦瓊の帰郷を許し、潞州に預けてある鎧馬などの品を取り戻す手配とともに、山東の大行台・来護児への推薦状を持たせて送り出す。

潞州での清算と帰郷準備

  • 潞州に立ち寄った秦瓊は、蔡刺史から預けていた金鐧・馬・絹などを全て返還され、褒賞の銀まで与えられる。
  • 王小二はかつての仕打ちを恥じて姿を隠すが、妻の柳氏は「夫は既に亡くなった」と偽って対応する。秦瓊は柳氏の以前の恩に報いるため百両の銀を贈り、単雄信のもとで馬を借りて帰郷の途につく。