前漢紀前漢孝武皇帝紀一 四年 前137年

  • 夏、血のように赤い気が現れた。
  • 六月、旱があった。
  • 秋七月、東北に彗星が現れた。
  • 江都の相で陳の人である鄭當時が内史となった。朝するたび、天子の手が空いていれば必ず天下の長者について語り、名士を推挙するときは常に自分より賢いとして推した。俸禄や賜与はことごとく士大夫への贈り物に使い、家に余財がなかった。賓客は甚だ盛んであったが、途中で失脚すると賓客は衰えた。
  • これに先立ち、下邽の翟公が廷尉だったときは賓客が門を埋めたが、免ぜられると門外に雀を捕る網が張れるほどになった。再び廷尉になると客がまた来た。翟公は大きな板に書いて門に掲げた。一たび生き一たび死んでこそ交情がわかり、一たび貧しく一たび富んでこそ交際の実がわかり、一たび貴く一たび賤しくなってこそ交情が現れる、と。
  • 冬十月、地震があった。
  • この年、武強侯の嚴青翟が御史大夫となった。