漢書卷八十九 循吏傳第五十九 王成
流民八万を招く
- 王成、出身郡は不明。膠東相として治績著しく、宣帝が最初に褒賞した吏である。地節三年、詔で「功あって賞せず罪あって誅せずでは唐虞でも天下を化せない、膠東相成は民をねぎらい怠らず、流民自ら八万余口を占籍させ、治績は異等の効あり」として爵関内侯・秩中二千石を賜ったが、徴用される前に病没した。後に丞相・御史が郡国の上計長吏・守丞に政令の得失を問うたところ、「前の膠東相成は流民の数を偽って増やし顕賞を得た、以後俗吏は虚名を競うようになった」との回答があったという。