揚州十日記五月初四

  • 要旨: 五月四日、炎天の中、街には死臭が満ち、あちこちで死体が焼かれ続けた。著者は綿と人骨を焼いた灰で兄の傷を治療するが、兄は涙を流すばかりで声も出せない有様であった。

死体の焼却と炎天

  • 四日は晴天であった。強い日差しが照りつけ、死体の臭気が人を包んだ。
  • 前後左右、至るところで死体が焼かれ、煙が霧のように立ち込め、その腥さは数十里先まで漂った。

兄の治療

  • この日、著者は綿と人骨を焼いて灰にし、兄の傷を治療した。
  • 兄は涙を流してうなずくだけで、声を出すこともできなかった。