楊家將演義第三十回 八王が詔を継ぎ六使を求め、焦賛が陳家荘で大暴れする (八王繼詔求六使 焦贊大鬧陳家莊)
汝州での空振り
王全節は汝州太守張済に赦免の書を伝えるが、既に六郎の首級は献上済みとされており、張済も行方を知らないと答える。全節はやむなく無佞府へ赴き令婆に尋ねるが、令婆も表向き既に埋葬済みと答えるほかない。全節は失意のうちに魏州へ戻る。
八王、自ら楊家へ赴く
真宗は絶望し、群臣も打つ手なしと嘆く。八王は自ら楊家へ赴いて六郎の消息を確かめると申し出て、真宗の許しを得て出立する。八王は無佞府で令婆に事情を明かし、地下に隠れていた六郎を呼び出す。六郎は八王への謝意を述べ、魏州救援のため三関の旧部下を集めることを約束し、三関へ向かう。
焦贊との再会
道中、六郎は鄧州近くの泗州堂で、狂人と噂される焦贊を見つけ出す。焦贊は六郎の死を信じて嘆いていたが、生きていた六郎との再会を喜び、共に三関へ向かうことにする。
汝州を経て楊家渡へ
六郎は汝州で張済に事情を告げ、焦贊とともに三関を目指す。楊家渡で渡し船を求めるが、渡し守を管理する楊太保配下の者たちと焦贊が諍いを起こし、乱闘になる。駆けつけた楊太保(楊継宗)と六郎らが対峙するが、六郎が名乗ると太保は敬意を示し、協力を申し出て一行を渡してくれる。
楊六郎廟での騒動
道中、六郎の死を悼んで建てられた廟があることを知り、立ち寄ると、境内には六郎と部下十八人の像が祀られていた。焦贊は自分の像を面白がって壊し、続けて六郎の像も打ち壊す。騒ぎを聞きつけた劉超・張蓋が駆けつけるが、六郎本人と知って驚き喜ぶ。六郎は事情を話し、魏州救援のため兵を集めるよう命じる。岳勝・孟良は太行山に立てこもっていると知らされる。
太行山へ、陳家荘での一夜
六郎と焦贊は太行山を目指す途中、日が暮れて陳家荘に宿を求める。荘主の陳長者は、娘が孟良に見初められ今夜嫁入りを強いられていると嘆く。六郎は孟良が旧知の間柄だと聞き、自ら取りなすことを約束する。
孟良、六郎に取り押さえられる
夜、婚礼の宴のために孟良が乗り込んでくる。六郎と焦贊が様子をうかがい、焦贊が踏み込んで孟良を取り押さえる。六郎の姿を見た孟良は非礼を詫び、六郎は魏州救援のため直ちに山寨へ戻り兵を挙げるよう命じる。