楊家將演義第九回 郭進が耶律沙を破り、劉鈞が勅書で楊業を召す (郭進大破耶律沙 劉鈞敕書召楊業)
白馬嶺の戦い
- 敵烈は耶律沙の忠告を聞かず渡河を強行するが、郭進・呼延賛らの挟撃を受けて苦戦。高懐徳も加勢し、敵烈は郭進に討ち取られる。
- 敗走する耶律沙を呼延賛・高懐徳が追うが、蕭太后が予め伏せておいた耶律斜軫の援軍に阻まれ、耶律沙は辛くも逃れる。宋軍は太宗に戦勝を報告し、晋陽へ進軍を続ける。
劉鈞、馬風を召すも断られる
- 劉鈞は宋軍の勢いに恐れをなし、右相・郭有儀は降伏を勧めるが、中尉・宋斉丘は幽州出身の老将・馬風(かつて黄巣の乱で名を馳せた槍の達人、現在は嵩山で道士として隠棲)を推薦。
- 徐重が勅使として嵩山に赴き馬風に出馬を求めるが、馬風は自らの老いを理由に固辞し、代わりに山後の楊令公を挙げて薦め、下山を拒む。
楊令公への再度の召命
- 丁貴の進言により、劉鈞は改めて楊令公(楊業)に救援を求める勅書を送る。楊業は宋との旧誼を気にしつつも、王貴の勧めで六人の子と精兵三万を率いて河東救援に赴くことを決める。
呼延賛と楊延徳の一騎討ち
- 楊業軍は臥龍坡に布陣。宋軍先鋒・呼延賛が迎え撃つが、まず楊業の五男・延徳と四十合以上互角に渡り合い、日暮れで引き分ける。
- 楊令公は呼延賛の名を聞き、翌日自ら相対することを決める。
七郎の夜襲失敗
- 楊七郎が独断で宋営への夜襲を企てるが、潘仁美らはあらかじめ警戒しており、伏兵の弓矢で撃退される。
- 楊令公は軍令違反を理由に七郎を斬ろうとするが、諸将のとりなしで死罪は免れ、代わりに厳しい杖刑を受ける。
両軍対峙、楊業と潘仁美の応酬
- 数日の対陣の後、両軍は正面から激突。潘仁美・高懐徳・呼延賛と、楊業・延朗・延昭が対峙する。
- 楊業は宋の背信(講和後の再侵攻)を責め、潘仁美は河東の逆命を責める。呼延賛と延朗が一騎討ちに入り七十合を超えて勝負がつかないところ、太宗は楊家父子の器量を惜しみ、招降を図るため鳴り物を鳴らして兵を退かせた。