楊家將演義第七回 北漢主が河東を守り、呼延賛が敵将を捕らえる (北漢主議守河東 呼延贊力擒敵將)

呼延賛、寺に身を寄せる

  • 八王から赦免の詔と証文を得た呼延賛は謝意を述べる。妻の馬氏は夫が処刑されると聞いて家人と共に山寨へ逃げ帰っており、呼延賛は身寄りなく寺に留まった。

北漢の防備

  • 河東の劉鈞は宋の太宗即位と呼延賛の帰参を知り、群臣と協議。丁貴は「守りを固めて敵の消耗を待つべし」と献策し、劉鈞はこれに従い各関の防備を厳しくした。

宋、河東遠征を決す

  • 汴京では楊光美が慎重論、曹彬が即断の遠征論を唱え、太宗は開戦を決断。潘仁美を北路都招討使、高懐徳を正先鋒、呼延賛を副先鋒、八王を監軍とし十万の兵で親征に出た。
  • 潘仁美はなお呼延賛に老弱の兵ばかりを割り当てようとするが、高懐徳が異を唱え、精鋭を均分させた。

李建忠ら八人の帰参

  • 進軍の途上、李建忠・耿忠・耿亮・柳雄玉ら旧仲間が伏兵として現れるが、呼延賛の無事と冤罪が晴れた経緯を知り和解。高懐徳の取り成しで太宗に拝謁し、河東討伐に加わることになり団練使への任官を約される。

天井関の攻略

  • 天井関の守将・邵遂は副将王文の諫めを退けて出撃するが、呼延賛と一騎討ちの末に生け捕られ、太宗の命で斬首される。北将王文は敗走した。

沢州の攻防

  • 沢州守将の袁希烈は副将呉昌を先鋒に立てるが、呼延賛に敗れ捕らえられ斬首。
  • 袁希烈の妻・張氏(「鬼面夫人」の異名を持つ武勇の女性)が伏兵の計を献策。呼延賛はこの計にかかり左腕を負傷、副将の祖興を失って敗退する。
  • 呼延賛の妻・馬氏が別の計を立てる。呼延賛が重傷で出られぬと油断させ、その隙に高懐徳が正面を、自分たちが城の東から奇襲するという策。
  • 果たして張氏が出撃した隙に高懐徳が持ちこたえ、呼延賛が奇襲して袁希烈を討ち取る。張氏は馬氏に敗れて蜂州へ逃走し、沢州は陥落した。