唐李問對孫子の「治力」

  • 太宗が言った。「『孫子』が言うところの『治力』とは、どのようなものか。」
  • 靖が言った。「『近きを以て遠きを待ち、佚を以て労を待ち、飽を以て飢を待つ』とは、これはその概略を言うだけです。善く兵を用いる者は、この三義を推して六つとします。誘を以て来るを待ち、静を以て躁を待ち、重を以て軽を待ち、厳を以て懈を待ち、治を以て乱を待ち、守を以て攻を待つ。これに反すれば、力は及ばなくなります。これを治めるの術でなければ、どうして兵に臨むことができましょうか。」
  • 太宗が言った。「今の人で『孫子』を習う者は、ただ空文を誦えるだけで、その義を推し広めることができる者は少ない。治力の法は、諸将に偏く告げるべきである。」