鐵冠圖全傳第十三回 宋炯碣石の語を混説し、李闖独り汴梁城を探る (宋炯混說碣石語 李闖獨探汴梁城)
石碑の解読と宋炯の入伙
- 李闖が穴から引き倒した石碑には蟲書大篆の文字が刻まれていたが、誰も読めずにいたところへ、地丁娃の宋炯が訪ねてくる。李闖・李岩らは大いに喜んで迎え入れる。
- 宋炯は碑文を見て内心で策を巡らせ、翌朝斎戒沐浴のうえで宣読すると告げる。
碑文の宣読
- 翌朝、宋炯は碑文を読み上げる。内容は、劉伯温が残した予言で、いずれ興隆する者がこの碑を推し倒し、帝を代え国号を改めて天下を定める真主となる、その者が碑を推した本人自身である、という趣旨のもの。
- 一同は大いに喜び、李闖は自らを碑文の予言する人物と信じ、宋炯を軍師に推す。宋炯は謙遜するが押し切られて受諾する。
登壇拝将の儀
- 牛金星の提案で登壇拝将の儀式を行い、李闖を「闖王」と称し、宋炯は軍師として壇上で兵馬八万三千余を点検する。
- 宋炯は、兵力を増強するため各地へ饑民を募り入れることを進言。李闖は資金不足を案じるが、牛金星が略奪した軍餉の残りを差し出し、苗人鳳・馮林・李岩らも財を献じ、合計十八万八千余両が集まる。李闖は牛金星を領兵丞相に任じる。
饑民の徴募と汴梁への進軍
- 牛金星・李岩・苗人鳳・苗六・馮林の五人が銀を携えて饑民を募り、十二万の兵を集める。小蒼山で操練を行った後、宋炯の進言により汴梁攻略を決定し、軍を移す。
- 進軍の途上、賊軍は各地で略奪を尽くしながら黄河北岸に至り布陣する。
李闖の単身偵察
- 李闖は自ら黄河を渡って汴梁城内の様子を探ろうとする。宋炯は占いにより凶事を予感し、軽々しい渡河を諌めるが、李闖は聞き入れない。
- 孫昂も宋炯の意を受けて引き留めるが、李闖は意志を曲げず、孫昂・高迎祥・麦黒子・賀全・周超の五人を伴って渡河し、密かに汴梁城へ向かう。
評語
(本回に評語の見出しはなし)