帝王略論卷五 道武帝
巻五所収の歴代主
- 本巻(巻五)で論じられる歴代の主は、北魏道武帝・太祖と太武帝・獻文帝・孝文帝・孝明帝・孝莊帝・齊神武帝・文宣帝・武成・高緯・文帝(周文帝)・宇文護・周武帝・天元・隋文帝である。
道武帝の評
- 公子は、魏の道武帝が初めて大号(国号)を立てたことについて、その器量から見て一時の傑物と言えるかと問うた。
- 先生は答えた。道武帝には天下経営の志があり覇業を打ち立てようとしたが、才が及ばなかった。晩年は持病に苦しみ、その上猜疑深く残虐になり、臣下を用いることができず、禍が及んでからようやく悟った。それでは遅すぎたと言わねばならない。