帝王略論卷三 晉宣帝與諸葛亮
司馬懿(晋宣帝)と諸葛亮への評
- 問い:諸葛亮は一代の奇才で中原統一を志したが、司馬懿の雄謀妙算がなければ、誰がその強敵に対抗できただろうか。
- 答え:司馬懿は書生の身から起こって帝業を助け、時局を救い難局を治め、王道を清めた点で文武の才は評価に値する。しかし多くは陰謀に頼り、仁義によらず、猜疑深く残忍な性質を内に秘めていた。李勝に偽りを述べて欺き、何晏の裁判を歪めて処断したことなどは、道理に背く恥ずべき行為であり、君子のすることではない。もし司馬懿と諸葛亮が互角の勢力で中原にまみえたなら、司馬懿の姦謀をもってしても、諸葛亮の統率には及ばなかっただろう。