宋史卷三百八十九 列傳第一百四十八 袁樞

出自と初任

  • 字機仲、建寧建安の人。試礼部詞賦第一。温州判官・興化軍教授を経て、乾道七年(1171年)礼部試官、太学録となった。輪対で言路開放・恢復の万全策・虚誕を戒める三策を上疏した。

『通鑑紀事本末』

  • 司馬光『資治通鑑』の浩瀚さを整理し、事件別に再編した『通鑑紀事本末』を著した。参知政事龔茂良の推挙により孝宗に献上され、東宮・諸帥に配布され重用された。

史官・地方官として

  • 兼国史院編修官として章惇の伝を曲筆せず、朋党・言路の壅塞を戒める上奏を重ねた。両淮の防備を巡り江南偏重の策を批判、大理少卿として権貴の枉法を糾した。江陵府知事として水害対策に尽力し、開禧元年(1205年)享年75で没した。