宋史卷二百六十 列傳第十九 党進
党進
- 党進は朔州馬邑の人で幼くして魏帥杜重威に仕え、重威敗滅後は軍伍に属した。後周の広順初め散指揮使を補し鉄騎都虞候、宋初本軍都校・欽州刺史、虔州団練使を歴任。
- 太祖の太原征伐に行営前軍として従い、太原驍将楊業の突撃を自ら追撃して撃退した逸話が伝わる。侍衛馬軍都指揮使・鎮安軍節度使を経て太平興国二年忠武軍節度使、蛇を烹て食したという豪胆な逸話や、字を読めず兵数を挺に印して覚えていた逸話、市中の飼育動物を放させ「肉を買わず禽獣に食わせるとは」と叱った逸話、鷹狩の私物化を戒めた逸話などが伝わり、素朴で率直な人柄として知られた。太平興国四年、五十一歳で卒し侍中を追贈された。