春秋左傳事類始末声伯、洹水を渉る夢を見る(聲伯夢渉洹)
子叔声伯が洹水を渡り瓊瑰を懐に受け取る夢を見て不吉を恐れ占わせずにいたが、鄭からの帰途にようやく占わせたところ問題なしと告げられた、その日の夕方に亡くなったという短い逸話。
年表(1件)
- 魯成公十七年前574年声伯が洹水の夢を占わせた当日の夕方に亡くなる
魯成公十七年(前574年)
- かつて声伯は洹水を渡る夢を見た。誰かが瓊瑰(美しい玉)を食べさせ、声伯は泣きながらそれを懐いっぱいに受け取り、歌って「洹の水を渡り、瓊瑰を我に贈る、帰ろう帰ろう、瓊瑰は我が懐に満ちた」と詠んだ。恐ろしくて占わせなかった。
- 鄭から帰る途中、貍脤に至ってようやく占わせた。占者は「死を恐れて占わせなかったのだろう。今、供の者たちが多く三年も付き従っているのだから、何も問題はない」と告げた。しかし声伯はその日の夕方に亡くなった。