春秋左傳事類始末楚の蔿艾獵、沂に城く(楚蒍艾獵城沂)

楚の令尹蒍艾獵が沂に城を築くにあたり、工程・人員・日程・財用・資材・土量・土質・距離などを綿密に計画し、担当官吏に役割を割り振って三十日で計画通りに完成させた一篇。統治者の周到な工事運営を示す短い記事。

年表(1件)

魯宣公十一年(前598年)

  • 楚の令尹・蒍艾獵は沂に城を築くにあたり、封人に工程を検討させ司徒に人員の割り振りを命じ、日程を定め、財用を分配し、板や杵を整え、土砂の量を計り、工事の程度を定め、土質を調べ、遠近の距離を測って基礎の位置を決め、糧食を用意し、担当官吏に仕事の分担を割り振った。こうして三十日で完成し、当初の計画と寸分違わなかった。