春秋左傳事類始末楚の巫、三君の非業の死を予言する(楚范巫矞似謂三君皆將彊死)

楚の占い師范巫矞似が成王・子玉・子西の三人に非業の死を予言したことが、その後の子玉の自害や子西の関与した弑逆未遂という結末で的中していく一件。

年表(1件)

文公十年(前617年)

  • 楚の占い師范巫矞似はかつて成王・子玉・子西の三人に「いずれも非業の死を遂げるだろう」と予言していた。
  • 城濮の戦いののち、成王はこれを思い出して子玉の自害を止めさせようとしたが間に合わなかった。子西を止める使者は間に合い、子西は縄をかけたところで救われた。王の使者が到着しこれを止めさせ、子西を商公に任じた。
  • 漢水を遡り長江を下って郢へ入ろうとする途上、王が渚宮の下でこれに出会うと、子西は恐れて「死を免れたのに、また逃亡を企てているとの讒言を受けています。司敗のもとへ出頭して死を受けます」と述べた。王は子西を工尹に任じた。
  • のちに子西は子家(仲帰)と共謀して穆王の弑逆を企てたが露見し、穆王は闘宜申(子西)と仲帰(子家)を殺した。