春秋左傳事類始末楚子、許を囲む(楚子圍許)
楚の成王が許を包囲し、蔡の仲立ちで許僖公が殷の微子啓の故事にならった作法で降伏、楚子が礼をもってこれを許すまでの一件。僖公六年(前654年)。
年表(1件)
- 僖公六年前654年楚が許を包囲、許僖公が古式の作法で降伏し楚子が許す
僖公六年(前654年)
- 楚の成王が許を包囲した。蔡の穆侯の仲立ちで許の僖公は武城で楚子に降伏の意を示し、後ろ手に縛られ璧を口に含み、大夫は喪服姿で、士は棺を担いで出迎えた。楚子がこの作法について逢伯に尋ねると、「昔、武王が殷に勝ったとき微子啓も同じようにした」と答えた。楚子はこれにならい、許僖公を自ら解き放って璧を受け取り、棺を清めの儀式にかけて焼き、礼をもって許僖公を元の地位に復させた。