新唐書卷二百二十三下 列傳第一百四十八下 崔胤
四度の入相
- 崔胤、字は垂休、宰相崔慎由の子。進士に及第し陰謀を好む性格で、権力者に取り入りながら表面は温厚を装った。朱全忠と結び、王摶を讒言で誅殺させるなど権力闘争を繰り返し、4度宰相に任じられ「崔四入」と呼ばれた。
宦官排除と朱全忠との結託
- 劉季述の宦官政変(帝の幽閉)の際、孫徳昭を説得して季述を誅させ、政変の収拾に功を挙げた。天復初年、朱全忠の勢力拡大に乗じ帝を鳳翔に伴わせた韓全誨ら宦官との対立が深まった。
- 神策軍を廃し宦官の権限を全廃する上奏を行い、内外の宦官が誅殺される事態を招いた。しかし全忠の権勢が増すにつれ自身も危機感を強め、兵の私的招募を図ったが全忠に察知され、天復4年(904年)、全忠の命により誅殺された。長安の民は「国賊崔胤が全忠を導いて社稷を売った」と罵ったと伝わる。