新唐書卷一百九十六 列傳第一百二十一 王希夷

王希夷

  • 王希夷は徐州滕の人。貧しく両親の喪では羊飼いをして葬儀費を稼いだ。嵩山に隠れ黄頤に養生を四十年学び、頤の死後は兗州徂徠に移り劉玄博と親交を結んだ。《周易》《老子》を好み松柏の葉や雑花を食し、七十を過ぎても筋力は柔強であった。刺史盧斉卿が政を問うと「己の欲せざる所を人に施すなかれ、これで十分だ」と答えた。
  • 玄宗の東巡の際、州県に召され行在に至ると、九十余歳の王希夷を張説が政事を訪ね、宦官に支えられて宮中に入り帝と語り喜ばれ国子博士を拝命したが山に帰ることを許された。州県は春秋に束帛酒肉を贈り絹百匹と衣一揃いを賜った。