新唐書卷一百五十九 列傳第八十四 吳湊

吳湊

  • 吳湊、章敬皇后の弟。過度の恩寵を避け慎み深く振る舞った。令狐彰・田神功没後の軍の動揺を鎮撫し、汴・滑を安定させた功で信任を得た。元載誅殺の計画に加わり、連座した王縉らの減刑を建言し実現させた。
  • 福建観察使、陝虢観察使を経て京兆尹となり、宮市の弊害是正、諸司の課役軽減を建言した。文敬太子・義章公主の厚葬による農事妨害を諫めるなど、直言を続けた。71歳で没し、尚書右僕射・諡成を贈られた。外戚でありながら罪過なく仕え続けた稀有な例とされる。

湊從子 士矩

  • 呉士矩は江西観察使として奢侈で財政を悪化させ、文宗の温情で端州流罪にとどまった。