新唐書卷一百四十七 列傳第七十二 王難得
生涯
- 王難得は沂州臨沂の人。父王思敬は試太子賓客。武勇に優れ騎射に長けた。天宝初、河源軍使。吐蕃の王子郎支都の挑発を斬り、玄宗に称賛され金吾将軍に累進。哥舒翰に従い吐蕃討伐、九曲回復で特進。
- 粛宗の霊武で軍資窮乏の際、私財を投じて軍を助け衛尉卿。京師回復戦で矢傷を負いながらも力戦した逸話がある。郭子儀の相州攻めに従軍、瑯邪郡公。宝応2年(763年)死去、潞州大都督追贈。
- 子の王子顔は憲宗の母莊憲太后の父にあたり、元和元年(806年)祖父王思敬に司徒、王難得に太尉、王子顔に太師が追贈された。王子顔の子王用のみが官位を継承、太子詹事から太原郡公、右金吾大将軍を歴任し謙虚な人柄で知られ工部尚書追贈。