新唐書卷一百三十三 列傳第五十八 牛仙客
清勤な吏員出身の宰相
- 牛仙客、涇州鶉觚の人。県の小吏から隴右営田使の下で功を積み洮州司馬、河西節度使王君㚟の判官。君㚟死後も罪を免れ、蕭嵩の下で軍政を委ねられ清勤で信頼を得た。太僕少卿、涼州別駕、節度留後を経て節度使、開元24年、信安王祎に代わり朔方行軍大総管。
- 河西在任時の倹約による倉庫の充実が評価され、宰相張九齢の反対を押し切って隴西郡公に。李林甫の推薦もあり工部尚書同中書門下三品。
- 宰相として控えめで、賜物にも手をつけず「令式の通りに」とだけ答える無難な政治姿勢。高力士に「宰相の器にあらず」と評され玄宗の不興を買った逸話も。豳国公・左相を経て没、尚書右丞相・謚貞簡。