新唐書卷八十六 列傳第十一 李軌

河西大涼国

  • 李軌、字は處則、涼州姑臧の人。薛舉の乱を機に曹珍・安修仁らと図り河西大涼王を自称、開皇の故事に倣い官制を整えた。俘虜を寛大に扱う姿勢で知られ、河西一帯(張掖・燉煌・西平・枹罕)を制圧した。
  • 武徳元年(618年)高祖より従弟として厚遇されたが、まもなく帝号を僭称し安樂と建元。曹珍の勧めで蕭詧の故事に倣い唐に臣従する形をとったが、内紛(謀主梁碩の誅殺)と飢饉への対応の失敗(謝統師らの離間策)で人心を失った。
  • 安修仁の兄興貴が唐に通じて内応工作を行い、諸胡の兵で包囲されると人心が離反、李軌は自殺を試みるも脩仁に捕らえられ長安で斬られた。挙兵から三年で滅亡。