晉書卷九十四 列傳第六十四 瞿硎先生

瞿硎先生

  • 瞿硎先生は、姓名も分からず、出身地も分からない人物である。太和末年(371年)、常に宣城郡の文脊山中に住み、山に瞿硎という岩があったため、これを名とした。大司馬の桓温がかつて彼を訪ねた。到着すると、先生は鹿皮の衣をまとい石室に座っており、その表情には動じるところがなかった。温と数十人の属官はみな彼の真意を測りかねた。そこで伏滔に命じて彼のための銘と賛を作らせた。ついに山中で没した。