晉書卷七十九 列傳第四十九 謝安
婚姻に関する議論
- 西曹属に転じた頃、乱によって父母と離れ離れになった者について、王事に仕えるためには婚姻を続け百世を継ぐことは礼に反しないとする議論があった。尚はこれに議し、典礼の興りは情理に循い開通弘勝を図るものであり、運が屯難にある時は大義で決断すべきである、無後の罪は重いが婚姻による宗緒の継承を塞ぐべきではない、しかし天属の生き別れの哀しみ・父子が引き裂かれる痛みほど深いものはない、一体の小さな患いですら思慮を乱すのに、傷心の巨痛を抱く者が時務を処理できようか、志ある人は栄進を求めない、丘園に志を守る者でさえその節操を崇めるべきなのに、まして艱難の中にある者に栄貴を勧めるべきだろうかと論じた。