資治通鑑漢紀二十一 孝元皇帝下 建昭 元年 前38年
隕石・行幸・諸侯処分
- 春正月、梁国に隕石が落ちた。
- 三月、雍に行幸して五畤を祀った。
- 冬、河間王元が無辜の者を殺した罪で廃され、房陵へ移された。
- あわせて孝文太后の寝祠園も廃した。
虎圏での熊騒ぎと馮倢伃
- 皇帝が虎圏で獣を闘わせていた際、後宮の女性たちが見物していたところ、熊が檻を破って殿に上がろうとした。
- 傅倢伃らが逃げ惑う中、馮倢伃だけが進み出て熊の前に立ちふさがった。
- 熊が退けられた後、皇帝が理由を尋ねると、馮倢伃は「猛獣は人を得ればそこで止まる。御座に近づくのを恐れて身をもって防いだ」と答えた。
- 皇帝は深く感嘆して彼女をいっそう重んじた。
- これをきっかけに、傅倢伃は馮倢伃を恨むようになった。後の中山馮太后誣殺事件の伏線とされる。
- 馮倢伃は左将軍馮奉世の娘であった。