說唐第六十五回 升仙閣で奸王は豪奢を誇り、太医院で冷たい飲み物に陰謀が潜む (升仙閣奸王逞豪富 太醫院冷飲伏陰私)
程咬金の当てこすりと升仙閣造営競争
麒麟閣の宴で程咬金が殷斉二王をあからさまに罵り、秦叔寶がなだめて追い返す。二王は面目を潰されたことに怒り、麒麟閣に対抗して私財を投じ「升仙閣」を建てる。二王は見物人に饅頭や銀を配って人気を集め、程咬金も対抗して饅頭を配るが、資金力で二王に及ばず悔しがる。
尉遲恭による升仙閣破壊
咬金は酔った尉遲恭をけしかけ、「王親国戚を問わず不法を打て」との勅命を口実に升仙閣を打ち壊させようとする。二王は尉遲恭が来ると知り慌てて逃げ、尉遲恭は建物を跡形もなく取り壊す。
二王、太医院を使った毒殺計画
面目を失った二王は秦王配下の諸将を一挙に葬る策を練り、高祖に「暑気払いの香茹飲湯を天策府の将士に賜るべき」と進言させる。高祖はこれを許し太医院に調合を命じる。二王は太医院の英蓋史を呼び、飲湯に瀉下薬(巴豆・大黄)を混ぜて将士を害するよう命じ、将来「並肩王」に取り立てると誘い、英蓋史は富貴に目がくらんで承諾する。