說唐第四十九回 劉文静は悪夢に心を驚かせ、程咬金は羅成と戯れ戦う (劉文靜驚心噩夢  程咬金戲戰羅成)

劉文静の悪夢

秦王は介休を平定し劉武周を弔って葬り、張士貴も帰順した。長安へ向かう劉文静は道中の宿で、血まみれの劉武周の亡霊に命を迫られる悪夢を見て怯え、以後密かに檀香の劉武周像を彫り毎朝拝むようになる。

洛陽攻めと羅成の苦悩

秦王は徐茂公の勧めで洛陽攻めを決意する。単雄信は秦王への深い遺恨(父・李淵にかつて兄・単雄忠を射殺された恨み)から降伏し得ないが、羅成は誘い出せると茂公は見込む。

洛陽での初戦、尉遲恭は単雄信・羅成にそれぞれ苦戦する。翌日、程咬金がわざと羅成と目配せを交わし芝居の一騎打ちを演じて敗走する体で退く。これを見た尉遲恭は程咬金の変わりように驚くが、真相を知らない。徐茂公はこの機を見て、咬金に「明日こそ羅成を本当に投降させよ、さもなくば軍法に処す」と命じる。

単雄信は羅成と程咬金の様子を怪しみ、羅成を問い詰める。羅成は「昔の義兄弟の情から手加減した」と釈明するが、単雄信はなお疑い、次の戦いで程咬金を生け捕るよう求める。羅成は思い悩み、母(老夫人)に呼び出される。