說唐第029回 香を焚くふりをして羅成は義を全うし、陣図を破られ楊林は軍を失う (假行香羅成全義  破陣圖楊林喪師)

母の機転で羅成、燕山を抜け出す

王伯当は燕山で羅成と落ち合い、瓦崗の窮状を伝える。羅成は母に相談し、母は「武当山への香願を果たす」という口実を父・羅公に信じさせ、羅成を密かに送り出す。

一字長蛇陣を突破

羅成は伯当と共に瓦崗へ急ぎ、単騎で敵陣に突入。「秦叔銀」と名乗って敵を混乱させながら楊道源を討ち取り、十二太保のうち八人を斬る。楊林自らと槍を交え、太腿に傷を負わせて敗走させる。瓦崗軍は総攻撃をかけ隋兵二万余りが投降する。羅成は父に知れることを恐れて城には入らず、母への言伝だけを叔寶に託し燕山へ帰る。

楊林の撤退と後任

戦の後、程咬金は王伯当と秦叔寶にそれぞれ景陽鐘・龍鳳鼓を取りに行かせる。楊林は海外からの侵攻の報で登州へ呼び戻され、代わりに潼関総兵・魏文通が瓦崗攻めを命じられる。

魏文通の敗死

魏文通は十万の兵で瓦崗に迫るが、徐茂公は正面から戦わず伏兵を配す。龍鳳鼓を持ち帰る途中の秦叔寶と遭遇した魏文通は交戦するが、駆けつけた王伯当の矢に喉を射抜かれて落命。指揮官を失った十万の兵はそのまま瓦崗に降伏する。

邱瑞の派遣

魏文通の死と大軍の降伏に驚いた煬帝は、宇文化及の推挙で兵部尚書・邱瑞を大元帥に任じ十五万の兵で瓦崗攻めを命じる。先鋒には化及の子・宇文成龍が名乗り出るが、化及は内心その武勇を案じ、密かに邱瑞へ賄賂で息子の便宜を頼むも、邱瑞は毅然と断る。