說岳全傳第七十八回 黒風珠に四将は命を落とし、白龍帯により伍連は捕らわれる (黑風珠四將喪命 白龍帶伍連遭擒)
普風の黒風珠、四将を討つ
- 普風が再び妖術「黒風珠」を用いて宋軍を襲う。牛皋の「穿雲箭」が一時これを封じるが、普風が矢を奪い返し、油断していた吉青・梁興・趙雲・周青の四人の老将が黒風珠により一斉に討ち死にする。
- 吉成亮(吉青の子)は父の死を嘆き仇討ちを望むが、岳雷は慎重を期す。
黒風旗と鮑方老祖の助力
- 普風はさらに「黒風旗」で暴風・雹を起こし宋軍を大敗させる。岳雷軍は三十里退却し、被害の大きさに苦悩する。
- 牛皋の師・鮑方老祖が現れ、普風の正体(千年修行した烏魚の妖怪)を明かし、これを打ち破る策を授ける。
- 再戦で、普風の黒風珠は穿雲箭で無力化され、黒風旗による暴風も鮑方老祖の「寶光鏡」で払われ、禅杖の妖術も鮑方老祖の払子で封じられる。ついに普風は歐陽從善・余雷らに討たれ、正体(烏魚)を現して絶命する。
- 山獅駝・連児心善も楊継周・陸文龍によって討ち取られ、金軍は壊滅する。鮑方老祖は牛皋に「その矢の役目はもう終わった」と告げ、彼の草鞋が実は仙禽であったことを明かして去る。
牧羊城攻略戦
- 岳雷軍は牧羊城へ進軍。先鋒の歐陽從善が守将・完顏壽(戚方の子である戚光祖・戚継祖を副将に持つ)と戦うが、油断から討ち死にする。
- 岳霆が金将・西爾達を討ち取るが、その娘・西雲小妹が「陰陽の弾」という妖術で反撃し、岳霆や樊成を傷つける。
- 西雲小妹はさらに「白龍帯」で伍連を捕らえる。しかし伍連の美貌に一目惚れした西雲は、密かに結婚を持ちかける。
- 一方、宋軍の陸文龍が完顏壽を討ち取り牧羊城の主力は崩壊するが、西雲は伍連への未練から援護をためらっていた。