西漢演義第五十一回 王陵は太公を迎えて漢に入れる (王陵迎太公入漢)
項羽、太公の身柄を狙う
- 項羽は関東情勢の悪化に自ら西征しようとするが、范増は「先に太公一家を人質として彭城に拘束すべき」と進言し、部将劉信を沛県へ派遣させる。劉信は太公一家百二十口を捕らえ彭城へ護送しようとする。
王陵らによる救出
- 王陵と義兄弟の周吉・周利が待ち伏せて劉信を討ち、太公一家を奪還する。以後、追跡してきた楚将の鍾離昧・英布との間で激しい戦いが繰り広げられる。
- 周吉は英布に討たれ、周利も矢を受けて落命する。しかし援軍の周勃・柴武、さらに洛陽王申陽の加勢もあって英布・鍾離昧は撃退され、太公一行は無事に逃れる。
太公、咸陽へ入る
- 王陵は太公一行を守り切り咸陽へ送り届ける。漢王は父・太公や呂后、太子と涙の再会を果たし、盛大に迎え入れる。
項羽の報復と韓信の次の一手
- 敗れた英布・鍾離昧の報告を受けた項羽は、王陵の母を沛県から彭城へ拘束し、王陵に降伏を勧める書を書かせようとするが、陵母は応じない。范増は母を人質として留め置き、後の機会を待つよう進言する。
- 漢王は東征を望むが、韓信は「まず殷王司馬卬を討ち、楚の勢力を削ってから来年に備えるべき」と進言し、漢王はこれに従い、韓信は河内郡へ向けて出兵するところで終わる。