西漢演義第四十五回 辛奇は虎を斬り韓信に出会う (辛奇斬虎遇韓信)

靳歙、大蛇を斬る

  • 大蛇を斬ると名乗り出たのは信武侯の靳歙。韓信は彼に酒を賜り送り出す。靳歙は毒気を吐く数丈の大蛇を一撃で斬り倒し、軍中を驚かせる。韓信はその由来を語り、靳歙を重賞する。

辛奇との再会

  • 韓信は太白嶺で義兄弟の辛奇を訪ねようとするが、水害で住民が移転していたと知り落胆する。進軍中、虎を仕留めた壮士が偶然にも辛奇本人と分かり、二人は再会を喜ぶ。
  • 韓信は辛奇の老母に黄金を贈り、南鄭の相国府近くへ移住させるよう手配し、辛奇を道案内・副先鋒として散関攻めに従軍させる。

樵夫の改葬

  • 韓信は以前殺めた樵夫の墓を改葬し、石碑を建てて祭文を読み上げ、祠を建てて祀るよう命じる。

散関の攻略

  • 章平は油断したまま樊噲の急襲を受けて敗走し関に籠るが、韓信が火砲で威嚇する中、内応していた周勃・柴武(姚龍・靳武)が章平を捕縛し関門を開け、五千の降兵を得て散関は無血に近い形で陥落する。これが韓信東征第一の功となる。
  • 韓信は漢王を出迎え、章平の片耳を削いで廃丘へ送り返し章邯を挑発させ、夏侯嬰を先鋒、辛奇を副先鋒として廃丘へ進軍させるところで終わる。