西漢演義第二十二回 項伯は夜に走り張良を救う (項伯夜走救張良)
夜討ちの計画
- 范増の献策により項羽は夜半に灞上を急襲して沛公を討つ計画を立てる。
項伯の密告
- 沛公陣にいる旧友・張良の身を案じた項伯は、単身灞上へ駆けつけて危急を告げる。張良はこれを沛公に伝え、沛公は項伯を厚くもてなし、婚姻の約束と剣を分け合う誓いを結んで、翌日自ら鴻門へ出向いて謝罪する意向を託した。
鴻門への帰還と項羽の翻意
- 項伯は営に戻り、范増には見咎められるが、項羽には「沛公に別意はなく、財貨も封じたまま自分の到着を待っている。先に関に入った功もある」と取り成し、項羽も夜襲を思いとどまる。
- 范増はなお沛公を除くべきと主張し、別の計略を用意すると告げる。