西漢演義第十八回 酈生を得て張良の知略を借りる (收酈生智借張良)

東西二路への進軍と鬮引き

  • 彭城に戻った項羽は懐王より魯公に、劉邦は沛公に封じられ、それぞれ軍勢を整えた。懐王は「先に咸陽に入った者を王とする」と約し、鬮引きで劉邦は西路、項羽は東路をそれぞれ担当することとなり、二人は義兄弟の契りを結んで出立した。

沛公軍、無血で城を得る

  • 劉邦は民を苦しめない仁義の軍として評判を呼び、昌邑・高陽など各地の城が次々と自ら降伏した。

酈食其との出会い

  • 高陽の邑令の推薦で狂士と呼ばれる酈食其が沛公に謁見し、無礼な態度を咎めて沛公を諫めたところ、劉邦は非礼を詫びて厚遇し、伐秦の方策を諮った。
  • 酈食其の献策で陳留を攻略、糧秣と兵員を大いに増した劉邦は酈食其を広野君に封じる。

張良を得る計略

  • 酈食其は張良(韓の五世の相の家系)の才を推挙し、韓に「借糧」を申し入れる書状を送って張良を沛公に引き合わせる計略を提案。使者として韓に赴いた書状を読んだ韓王が対応に苦慮する中、張良が自ら使者に会うことを申し出た。